信託保全

種犬だったテリー

義理母は、犬が大好きで、今も3匹の犬を多頭飼しています。
なかでも、彼女が溺愛しているのが、キングチャールズのテリー。
テリーは、前の飼い主に捨てられたかわいそうな犬でした。

彼女がテリーを見つけたのは、なんと運転中でした。
ちょうど、両脇が丘になっている道路で、信号停車中に、一匹の犬が丘を走っているのが目に止まったのだそうです。
あわてて車を脇に止め、持っていたお菓子を見せると、その犬は、喜んで義理母の側まで走ってきたのだとか。
それが、テリーでした。

義理母は、テリーが首輪をしていないことに気がついていましたが、ブリーダー出身の犬なら、
体内にマイクロチップが埋められているかもしれないと思い、動物病院に行き、
まずブリーダーを調べてもらいました。

幸い、テリーの体内には、チップが入っていて、ブリーダー経由で、
テリーの飼い主を探しあててもらうことに、成功したのでした。

その後、義理母は、テリーを連れて、その飼い主の家まで行ったのだとか。
ところが、期待とは裏腹に、その飼い主は、テリーが戻っても、あまり嬉しそうではありませんでした。
それどころか、義理母に、テリーを飼わないかと尋ねたのだそうです。

これは、後から分かった話なのですが、その元飼い主は、テリーを種犬として飼っていただけだったのです。
そして、自分の雌犬の妊娠を確認したところで、テリーを捨てたのだというのです!
これは、ひどいと思った義理母は、あわててテリーを引き取ったのでした。

テリーは、おとなしくて、人懐っこくて、従順で、とってもいい犬です。
なのに、種犬の目的にだけ飼われていたなんて… こういう飼い主が、実際いることを知って、とても残念です。
何はともあれ、テリーを救えてよかったです。

子供の頃から犬を飼うのが夢でした。
田舎だし、一軒家だし、広い庭もあるのに、なぜ両親は犬を飼ってくれないのか。
子供時代は憧れのまま、その夢は叶うことがありませんでした。

しかし、私が大学に進むため実家を出るタイミングで母親が、何の相談もなしに、犬を飼うことを決断しました。
なぜ、今なのだ!私はこれから出ていくというのに、夢だったワンコ様が家にやってくるなんて。
残念無念で悲しすぎる報告。

そして、私が出ていく2週間前に、待望の犬がやってきました。か、かわいすぎる。
見たこともないかわいさ!このフワフワの生き物は、どこまでそのかわいさをアピールすれば気が済むのだ!
我が家の初めての愛犬は、ゴールデンレトリバーのクリームの雄、生後2か月で10キロの、丸々かわいい、
いや、かわいすぎが罪深いワンコでした。

その当時、大好きだった海外の俳優の名前を頂戴して、ケビンと名付けました。
とにかく初日から、かわいい。夜泣きもせず、リビングでおしっこしまくりながら、探索三昧。
ケビンと呼べば、僕?ってな顔で振り向き、駆け寄ってきてベロベロ攻撃。

初日からやられました。もう、かわいすぎ。初日で親ばか炸裂しました。
ゴールデンの人懐っこさであっという間にご近所のアイドルになりました。
ケビンの得意技は、裏庭の自分の家から布団を銜えて表庭までズルズルと持っていき、
家が道路沿いだったので、とにかく行き交う車や通行人が自分に気づくと、
僕、布団ビリビリできるよっと、チラチラ視線を送りながら得意げに布団をビリビリにして、気を引く毎日。

かわいいという声を聞いてご満悦。嬉しくて、またビリビリ、そのまま昼寝。庭中、
布団の綿で、私たちは掃除の毎日でしたが、やめてと言いながら、かわいくて仕方ありませんでした。

 

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